月刊少年マガジン7月号ノラガミネタバレ感想です*
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
...最新26巻 紙&電子にて好評発売中!!
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
第106話『さがしもの』感想
■ひより...
目の前にある桜の木を見て、思い出すひより...
ひより「ここ...桜さんと夜トが出会った場所..
"夜ト(やぼく)"じゃなくて夜トが生まれた場所...」
小さな夜トが顔を出して来そう..と笑みを浮かべるひよりは、桜の木に寄り掛かります...
ずっと限界が続いてて体きついよね
存在しない者が存在する父様の国に、此岸と彼岸の狭間にいる半妖の状態のひよりが居るって、体力的にどうなんだろ?
夜トにも会えていないし、今の体で死者に接触してしまったらどうなっちゃうんだとか諸々心配...(༎ຶ⌑༎ຶ)
■父様・夜ト・雪音...
父様「異端であるおまえらは
存在を許されていない━━━
この国に食われてしまえ━━━」
雪器が溶け、雪音は地面に走る文様に縛られ動けなくなります...
父様「どうせ地上も明日を待たずに
飲み込まれちまうんだ..
壊れてしまえ...あんな場所など・・・」
夜トは、何故、千年以上も憎み続けられるのか、何故、最初から夜トを使って国取りをしなかったのか父様に問いながら「何か━━━━さがしてるのか・・・?」と父様が生き続ける理由と目的を口にします...
父様、まじで謎な人...
カヤさんの存在も夜トは知らないみたいだし、ずっと前からやろうと思えば、国取りが出来ていただろうに、直ぐにはやらなかったのは何故なのか...(≖︿≖)
■高天原...
天つ守「奧司!奧司!宮様は何と?」
宮様の動向を尋ねる天つ守に、ただ見ておられると返す奧司...
天つ守「そんな!ならば我々はどうすれば・・・」
太古より命は下されていると言葉を返す奧司に狼狽える天つ守...
奧司「人・獣・草花に至るまで敵が
押し入ればどうすべきか叩き込まれ
ているはずだ..」
「すなわち━━━━━━」
↑↑↑ってここで場面転換(爆w)=3333
うう"~~~ッッ
続く言葉は、自然災害なのでしょうか....
宮様の沈黙がピリピリして痛い...
大祓よりすごい状況になっとんのに
術師の正体がわかったからもういいのかな...
おめぇの顔、覚えたからな( ᯣωᯣ )みたいな。
■タケミカヅチ・天神・ちび恵比ちゃん...
黄云《これは戦ですか?我が君》
タケミカヅチ「ああ そうだ!
這い上がり共も障られた者も祓う!
猶予はないぞ!」
犀云《黄云!》
黄云《・・・・・》
目を閉じ、意識を集中させ地上に雷を落とす黄云...
地上では、天神の神器達が死者を祓い、ちび恵比が自分の神器達に、全神器を駆り出し黒い海を封じる様に命じます...
皆 矛となり盾となり戦うでしょう━━━」
空から無数の神器が降りてくる中で、亡くなった母の姿見つけ、涙を流しながら手を伸ばす女性...
「待って!お母さん!!
ずっと会いたかったの!」
■父様....
(何か━━━━さがしてるのか・・・?)
夜トの言葉を反芻する父様...
・・・さがしてるもの?
ねぇよ そんなもん━━━━
(回想)
黄泉から言の葉を持ち帰り、生き返った父様...
起き上がると目の前には花を手にするカヤさんや村人が驚いた顔で父様を見ていました。
父様《おまえが呼んだから
黄泉から帰ってきたのによ》
言の葉を用いて賊を倒し、村人はそんな父様を敬いますが、カヤさんは父様を拒絶した目で見ていました。
カヤ「あんたが怖いんだよ!
起きあがってからのあんたは・・・
人が変わっちまったみたいだ」
村人「坊様になんて口を・・・・」
「恩知らずめ!出ていけ!」
口々にカヤさんに石を投げつける人々...
父様は行かせてやれとそれだけを言ってカヤさんを見送ります...
父様《行かせなきゃよかった》
後日、嵐によって命を落としたカヤさん...
村人「ひでぇ嵐だったもんなあ」
「賊も来た後だな なんもねえ」
「ほらみろ バチが当たったんだ━━━」
そう言ってカヤさん達の遺体を前に、笑う村人達...
《誰が罰を与えたって?
おまえ達もなぜ 笑う?》
父様「犬 殺し合いをさせろ」
面の妖が現れ、村人に殺し合いをさせる父様...
父様《なぁ カヤ
戻って来い・・・
起き上がれよ━━━━》
亡骸を前に項垂れる父様...で次号に続きます。
数話前、村人の態度に石を握っていた父様....
その石は、カヤさんが取り払ってくれたけれど、貧しい中でも、手を取り合って暮らして来た人達が持つ石は、簡単に暴力に変わってカヤさんに向けられました。
村人は、生き返った父様を前に、カヤさんと同じ恐怖を抱きながらも、距離を取る勇気より、父様の側に居る事で得られる安心や安全を選んだことには、個人の思うようにどうぞ行けば?って感じだけど、声をあげれず、足が動かなかった人達も中にはいるはずで、皆でかたまって少数派を弾くのは違うよなあと思う
私は、父様が黄泉帰る事が出来たのは、カヤさんが魂呼びを知っているのだとばかり思っていました( Ꙭ)
父様は父様で、黄泉でイザナミから言の葉を奪って逃げ回っていた最中にカヤさんに呼ばれて、間一髪助かったわけだから、強運の持ち主としか言いようがない(笑)
カヤさんが呼んだから、黄泉から帰ってきたって父様は言ってたけど、相手を思って、相手が喜ぶだろうと行動した事で拒絶されるのは、夜トと桜の間でもありましたよね( ; ; )
カヤさんの死は、土砂災害が原因になったのか、災害より先に、賊によってカヤさん達の命が奪われたのか、どちらが原因なのかわからないけど、誰一人、自分達の放った暴言や振るった暴力を省みないで、バチが当たったんだと笑いながら、神様(自然の脅威)を味方に片付ける事ができる村人の態度が胸糞悪かったです。
土砂に流されて見つからない人もいるであろう中で、カヤさんを見つけられて良かった。
桜の木(?)がなかったら、あのまま流されていたかも知れない...。
時が経ってそう思えたら、自然の中で諦めがつく事ができたら、父様はどんなによかっただろうか。
作中、父様は、異端な夜トと雪音君を排除しようとしてるけど、それって村人がカヤさんにした事ですよね
排除する対象なのに、何故だか父様の国の中には、過去に三人で暮らした景色がある。
夜トや野良を思い出すものは、父様には不快でしかないはずなのに
幸せだったから壊したいのかな。
カヤさんの事も、苦しむ事のない時代が訪れたら、その時が来たらカヤさんを呼び戻そうと、だから父様は言の葉を手にずっと生き続けて、諦めずに今も名前を呼び続けてるのかな?
何かさがしてるのか?って、夜トの言葉が、夜トにとっても父様の心に近づける足掛かりになるといいな。
今号、桜の木からはじまって、色んな人達を思い返して考えてました。
円の様に巡る季節の中で、悲しい事も幸せな事も、一つとして同じ出会い方はなくて、人と自然の縁がそれぞれの時代の中にある。
長くなりましたが、次号の展開も楽しみに、これから一ヶ月待ちたいと思います
そしたらまた(*ˊᗜˋ)ノ∅・*:。✡*:゚