月刊少年マガジン2月号ノラガミ最終話ネタバレ感想です
2024年、1月1日に能登半島で起きた地震により、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今もまだ、多くの方々が、二次災害の恐怖と不安の中で生活をしている事を思うと心が痛いです。
安心して暮らせる日常が一日でも早く戻ってきますように。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
...最新26巻 紙&電子にて好評発売中!!
...最終27巻 2月16日(金)発売予定
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ノラガミ最終話、本誌感想です
最終話『ジャージの神と』感想
あれから数年が経ち━━━━━━
春を迎え、満開の桜の木を見上げる雪音君のお姉さん...
姿は見えなくても、姉弟は桜を通して笑顔で繋がっていました。
父親の病院で研修医になっていたひより...
胸ポケットには、三人オソロのカピパーのストラップが...(*´ー`*)
ひよりがいる病院には、藤崎先輩が治療に通っていました。
藤崎先輩は、生まれた時から"もう一人の自分がいる"という症状があり、"かたわれ"が消えてからは、顔も名前も覚えていないとの事....
藤崎先輩「今でもススキ見ると会いたい
って思いに駆られはするけど━━━━━
"かたわれ"は誰に会いたかったんだろう」
藤崎先輩の中には、父様がまだ遺っているんですね...
藤崎先輩に鳥が寄ってくるのも、鴉を使役していた名残で、何よりススキは、カヤさんという父様が触れる事のできた唯一の真心で...。
時代と人、世の中に対する絶望が、神様への怒りが全ての人だったから、どんなに時が経っても、人を器にしてきた父様の残留思念は、簡単には消えてくれない気がする。
父様も、カヤさんとただ生きていたかった普通の人間だったのに、憎しみや怒りを世の中にぶつけて、神様までも生み出せてしまったから、自分と世間を切り離して、非道に手を染めることに何も抵抗を感じなくなっちゃったのかな。
父様は、最後まで心の内を見せてくれなかった。
自分の事は、他の誰でもないカヤさんだけが知ってればいいって父様から言われてるみたい。
↑↑↑そして、無数のハトの中に、懐かしいハトが紛れ込んでいたッッ(笑)!!!!
「デデポォォオ━━━」
藤崎先輩、鳥アレルギーさえなければ、ラピュタのシータになれたかもしれないのに(爆w)=333
急にドリフになったのがおかしかったです
ぶぇ━━━くしょん!!ww
夜トがスマホ鳩を、連絡手段というより、藤崎先輩とひよりが接触するのを妨害+藤崎先輩の監視の為に利用していたのには、お腹捩れるくらい笑いましたww
厄災の投下が一身上の都合過ぎる(爆w)=3333
鳥アレルギー、治るかなあ???
藤崎先輩との会話後、、、、
高校時代を朧げに思い返し、感情が引き出されるひより...
【会いたい】・・・【誰に?】━━━━━
鈴巴の桜の木の下で、お花見をする神様と神器達...
新規メンバーも増えていて、人も神様達も、それぞれの場所で春を迎えていました。
ちび恵比ちゃんが成長している~~~
靴紐は、結べるようになったのかな(*´ー`*)???
タケミカヅチが一緒に連れてきたシナツヒコは、代替わりを気にしていた様で、そんなシナツヒコに、自身も二代目だと打ち明けます...
タケミカヅチ「おまえ達はオレみたいになるなよ」
「おまえは味方でいろよ」と、先代タケミカヅチが黄云に言い残して神堕ちた夜、どうして先代は黄云を呼ばなかったのだろうって疑問だったけど、味方のいない自分が代替わりした後のタケミカヅチに遺したかったんだなあ。
傍で見守っている黄云が、巖弥みたいで貫禄があった
我が君と黄云も、愛情深く描かれたキャラでしたね
思い返せば私、最初の頃、タケミカヅチ嫌いやった...ww
私の中のタケミカヅチに対する苦手意識は、夜トが長けたタケノコで、タケミカヅチをぶっ刺した時に一緒に貫かれました=333
さよならするの、凄く寂しいよ(༎ຶ⌑༎ຶ)=333
術師が世に起こした反乱は、大禍の乱と命名されていました。
天神「ボクらだけは夜ト君が果たした
ことを憶えておこうじゃないか・・・」
って、お酒を手に、天神と小福が献杯ムード漂わすし、兆麻は伏し目がちだしで、夜ト..消えちゃったんか...(༎ຶ⌑༎ຶ)ってページ捲ったら、、、、
夜トの逃げ方が泥棒猫~~~(笑)
ヴィーナからすれば、兆麻取られちゃってるから、気分良くはないですよねw
新しい神器ちゃんも加わって、毘沙門ファミリーは賑やかさと武神味に拍車がかかってる
夜トは、ひよりを病院に送り届けた後、消えかけている半身を引き摺りながら、街中を駆け回り、何とか夜トの存在を人々に記憶させる事に成功していました(笑)
マイナー神から都市伝説に大出世した神様...w
夜ト、単行本1巻でトイレの花子さんみたいな登場をしていましたね...
都市伝説+SNSという頑丈な命綱ができて良かったねえ~~夜トッッ(笑)=333
人々の記憶に残る事はできたけれど、夜トはひよりとの縁を切っていました。
場面変わり━━━━━━━━━
同じ頃、野良はひよりのお祖母様の庭池で、ひよりの日記を読んでいました...
野良にも真名があると考えるひよりは、日記に想いを書き留めていました。
【母親のおなかの中にいた時には
名付けられていたのかも━━━━】
我が子を慈しむ両親のイラストを添えて、言葉を結びます....
【愛されていた。】
ひよりの言葉で、野良は両親の愛と繋がる事ができて、自分の気持ちを掬い上げる事ができました。
日記を抱きしめる野良の表情が、とても朗らか...
あの時、振りほどいたひよりの手を、日記を通して、今度は野良から繋ぎにいってるように見える
場面戻り━━━━━━━
心配性の夜トに、もう一度、ひよりと一緒にいることを持ちかける雪音君ですが、夜トは無理だと話します...
夜ト曰く、ひよりを神器にする時に流れてきた記憶が、雪音君と同じだったそうです。
筆まめで、怖がりで、家族想いで....
夜ト『だからオレ・・・元気に
年重ねてくあいつが見たいんだよ』
『もう誰もこっちに来て欲しくない』
雪音「うん ひよりには オレ達の
分まで長生きして欲しいなあ・・・
オレも・・・"大人"になりたいな...
自分の怒りを誰にもぶつけなかった
おだやかで強い姉ちゃんみたいな大人に・・・」
って言ったそばから雪音君、夜トをスリッパでスパァーンッ(笑)!!!!)3゚)∵
作中、天神と小福も言っていたけれど、本当クズだ(笑)=333
少し脱線しますが、そんなクズな神様の事を考えた事がありました。
桜の真名から付けられた神器の【音】の名に、夜トは、どんな想いを込めているのだろうって。
【音】には色があって、色の中には温度があって、温度の中には命があって、まるでタケノコ..じゃなかったw人のようだなって(*´ー`*)
おかしな神様だけれども、一番人に近い神様だって思ったら、身近に感じてあたたかい気持ちになりました
だからって、雪音君の足引っ張るのは許さんけどな
=333
本誌感想に戻りまして...
夜トは、テケテケで、デリバリーゴッドで、ひよりのボディーガードで、雪音君は変わらず夜トの神器で、大きく変わってしまった事もあるけれど、夜トは夜トのやり方で妖退治を続けていました。
ラスト━━━━━━━
夜のジョギング中、ベンチで休憩をとるひよりは、桜の木を見上げます...
ひより「昨日は花散らしの雨が
降っちゃったから桜が積もりそう・・・」
夜が薫る・・・・
ふと起き上がり、水溜まりに向け、声を発するひより....
口が覚えてる━━━━━━
「・・・ヤト」
名前を口にして、夜トの姿を見つけるひより...
「夜ト・・・・・・!」
最後にカラー絵が教えてくれたッッ
ひより、皆にも会えたんだね、嬉しい~~~ッッ
日記の左のページ見て驚いたんですが、蟷野様、現役続けていたんですねッッ
夜トの事を忘れても、いつも呼んできた名前は、記憶を辿るより鮮明に、体が覚えていました。
作中、ひよりの夜トを見た時の表情が、時間の経過を感じさせない、昨日の続きの二人のようで、日記から察するに、夜トの方が最初にひよりに出会った時みたいになってて、あだちとか先生の、最後に二人を出会わせる演出に感極まって泣いてしまいました。二人の眼差しが愛おしかったです。
いつかの、夜トや雪音君を忘れてしまった、ひよりの表情は、すごく辛そうだったけど、今のひよりは、記憶が抜け落ちてしまっている自分を悲しむ事はありませんでした。
春を知らせる桜の香りや、夜の匂い。水溜まりや飲料水...自分で選んだお揃いのストラップ....何気ない生活の端々に、一緒に過ごしてきた大好きな人達の面影はずっとあったんですよね。
結んで行きたい縁や想いは、どんな形でも傍にあって、大切な想いは大切なまま、心に、日々の続きの中にかえってくる。
会いたい...誰に....?と胸に迫る漠然とした想いが、夜トを見た途端にバチンって繋がって、ひよりめちゃくちゃ可愛かった
次のお花見の時は、ひよりも参加してるかな
ひよりの日記に、これからも綴られて行くご町内神話と、皆のこれからの幸せを願って、ノラガミの感想を終えたいと思います(*´˘`*)
★最後に★
あだちとか先生、ノラガミ完結おめでとうございます!!!!
連載13年、ノラガミを最後まで描ききってくれて、本当に感謝しかありません。
先生が、それぞれの場所へ、キャラ達を送り届けてくれたから、笑顔で最終話を見届ける事ができました。本当にありがとうございます。
作品が長期休載に入った時、言い表せない不安が過ぎって、ただ単行本を読む事しかできない、何もできないもどかしさと、前向きな気持ちを行ったり来たりしながら、先生が復帰されるのを待っていました。
連載が再開した時は、もうめっっっっちゃ嬉しかった(༎ຶ⌑༎ຶ)!!!!!!!!!!
強く引き込まれるストーリー構成に、魅力的で強烈なキャラ達をはじめ、作中に描かれている植物画とか、さらっふわっかちっとした髪の毛とか、手とか、薄い瞼とか、もう本ッッ当に大好き過ぎて...
ノラガミを読む度に、色んな感情に揺さぶられて、満たされて、心が疲弊することもあったけど、物語の中で、血を通わせているキャラ達を感じれるのは、凄く幸せでした。
読み返す度に、出会えていない感動が、ノラガミの中にまだまだたくさんあると実感しています。
完結を迎えましたが、これからも変わらずに、何回だって読み返すし、物語に何度も魅了されるし、寂しくなるし会いたくなるし、その繰り返しでずっと大事にしていくし、私の中で、作品に出会って受け取ったこのご縁は、こうして大切が積み重なって素敵なものになっていくんで、物語が終わってからの方が、これまで以上に色んな感情が生まれる様な気がしています。
ノラガミに出会えて幸せでしたッッ(*´`)!!!!
いつか、また夜ト達と会えますように
そしたら、またいつか(*ˊᗜˋ)ノ∅・*:。✡*:゚