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ノラガミ 第87-2 話

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月刊少年マガジン5月号ノラガミネタバレ感想です*









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ブログ不定期更新】のお知らせ

書いたり、書かなかったりになると思います。その都度お知らせは致しませんのでご了承下
さい(*・ω・)*_ _)ペコリ
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第87-(2)話『闇に至る途』


ひよりに過去の夜トの話をする野良…


回想───────

夜ト『・・・なあ 父様
いつまで間引けばいいの?』

父様「どうした楽しくないのか?」

夜ト『・・・わかんない』

退屈そうに刀を振り回し、稲を散らす夜ト…

父様「夜ト(やぼく)・・・
最近手を抜いてるよな…
ちゃんとやれ──────」

夜ト「・・・父様がやればいいのに」

父様「やったさ・・・神殺しをな
だが人を殺さなければ無意味だと
気づいた…」

「だから夜トが生まれたん
だろ~~~~!?
おまえが本気を出せば人は
もちろん神どもも一掃でき
るだろうに…」

夜ト『・・・でも本当に人が
いなくなったらつまんねーし
うまいもんも食えねーし・・・
お社ももらえなくなる・・・』

父様「あんなのバカが拝むもんだ
見てみろ..おまえが潰した村を……」

父様の指さす先には、雨の中、祠に手を合わせる村人の姿が…

父様「あんなことになったのに
まだ拝んでやがる・・・あれを
何度繰り返せばわかるんだろうな」

拝んでも無駄だと────

遠くから、土砂崩れに巻き込まれた村人を救助する人々を眺めている夜ト…

その時、\ザザ ザ/と素早い動きで何者かが夜トの背後を狙います…

\ドンッ/

夜ト『って・・・』

夜トを狙ったのは小さな神様…

神様「村を襲ったな!?
よくも・・・よくもっ・・・!」

神様の武器を見る夜ト…

夜ト《・・・箸?》

不快感を顕にする父様の描写…

父様「来い  螭器!」


\ゴッ/

錫杖を用いて神を手に掛ける父様…

回想終わり──────

野良「禍津神の引き起こす厄災は
妖の比じゃないわ…
あたしは夜トといくつもの村や国
を潰した…
ずっとそうやって父様に夜トという
神は祀られてきたのよ…

でもいつからかしら…

夜トが他人の死を悲しむようになっ
たのは・・・」

冷蔵庫に花を手向け、涙を流しながら手を合わせるひより…

野良「バカよね禍津神なのに…
あのコ 人の方が好きだった……」

「父様も行き詰まったの…
災いが起こるたび人は文明
を高め、信仰を深める…

結局 天の力が増すだけだって…

それからね不和を撒き散らして
遊んでたけど・・・
つまらなそうだったわ……

けど この間の大逆は久しぶりに
楽しそうだった・・・
雪音を手に入れた今 父様もやり
たいことが見えたかしら…」

ひより「それは・・・
どういうこと?雪音君に
なにかさせる気・・・!?」

野良「さあ・・・
雪音がどんな武器になるか
は知らないけど…
父様は天への恨みがずっと
あるから…」

ひより「どうしてそんなに
天を恨んでるの?」

野良「よくわからない…
天に誰かを殺されたって
聞いた…」

ひより「天に?
・・・災害に遭ったってこと?」

野良「それ父様が一番嫌いな言い方・・・

「あんたは雪音が土砂崩れに
遭って死んだなら許せるの?

タケミカヅチの雷なら・・・?

毘沙門のひと薙ぎだったら?」

ひより「・・・!」

「あんたはもう山や海や天に
ひとの顔を見たでしょう……」

彼岸(こっち)では災いも
ひとの顔をしているの……

だから許せないのよ…父様は……


場面変わり───────

道行く人に自身が住んでいたアパートについて尋ねる雪音…

男性「さあねぇ…あのアパート
ずっと空き家だと思ってたから…」

学生「し…知らないけど…」

女性「ごめんなさい…
嫁いできたばかりで…」

雪音「いえ!大丈夫です!
ありがとうございました…」

誰もが知らないと答える中、ベンチに腰掛ける老婆が雪音に声をかけます…

老婆「・・・あそこの
大家なら知ってるよ」

雪音「!」

老婆「体壊して入院してから
空き家だったけどこの秋に亡
くなってね…
もう駐車場にするって話だよ…」

雪音「じゃあ あの・・・
2階に住んでいた人のこと
覚えてますか?」

老婆「2階─────?
どうだったかねぇ・・・」

そう言いながら、理容室に入る老婆…

老婆「新聞屋!あんた知らないかい?
線路脇の借家に誰が住んでたか・・・」

新聞屋「線路~~~~~~??
───ああ今度取り壊す
所か!ブラジル人だよ… 」

雪音「そ その前は?」

新聞屋「ロシア人」

雪音「日本人では?」

新聞屋「15人家族のえ~~~っと…」

雪音「よ 4人家族なんですけど…」

新聞屋「じゃあ 田嶋さんだ」

老婆「田嶋ぁ?聞いたことあるような…」

理容師「ああ!僕も思い出しました!
田嶋君達にはよく遊んでもらったなぁ」

雪音「ほ  ほんとに!」
理容師「その橋のとこで近所
の子と一緒にね…
鴨にエサあげたり川を挟んで
ボール投げしたりしましたよ…
暗くなっても遊んでて ほら
猫おばさんも早く帰れって言
ってたでしょう…」

老婆「あたしが?そーだっけ……?」

理容師「いつも一緒で
仲のいい姉弟でしたよ…」

新聞屋「でもかわいそうにな弟さん…
行方不明になっちまって──────」

理容師「ええ・・・学校でも
家出じゃないかって噂になっ
てましたよ…」

新聞屋「息子が家出した!!
って大騒ぎしてよう...
ビラ大量に撒いてたろうあの
オヤジ…オレもビラ作らされ
てよ・・・タダで!」

老婆「ああ!あたしも
思い出した!
そういや昔大家が言っ
てたよ!
上の住人に困ってるっ
て・・・・・

髪結い亭主の飲んだくれ
男でよく暴れてたって話
でね…子供らが不憫で…
時々おすそ分けっていっ
て飯持たせてあげたんだ
って…」

新聞屋「それだよ!それが
田嶋さん!
嫁さん耐えかねて娘さん連
れて出てっちゃったもんな…」

理容師「そうですね…
田嶋くんだけ家に残った
みたいでしたし…」

老婆「ふぅん・・・
そんなんでも男親の
方が好きだったのかね
弟さんは…」

理容師「でも…田嶋君アザ
作ってましたよ…学年は上
だったけどそのわりに小さ
かったし…
僕は親から関わるなって言
われて遊ばなくなっちゃい
ました…」

老婆「バカだね!学校とか
警察に言えばよかったのに!」

理容師「そんな時代じゃ
なかったんですよ~~~」

雪音「オ・・・・・・
オレはどうなったの!?」

(雪音が老婆に尋ねるも
声は聞こえていない様子…)

老婆「そんな親父じゃ家出もするよ!」

理容師「灰落とさないでくださいよ」

新聞屋「いや オレの勘だと
ありゃ家出じゃないよ…

暗くなっても帰らない我が子
をほっぽって飲んだくれてた
んだろ?

【息子が家出した!】

って急にチラシ撒かれても…

嘘臭いだろ・・・

いなくなって30年そこらか…

生きてたらおまえさんと同じ
ぐらいだよなぁ…」

店を飛び出す雪音の描写…

理容師「ええ いやぁ懐かしい…
急に思い出しました…
名前なんていったっけ・・・
忘れちゃったなぁ・・・」

雪音家出!?

行方不明!?

病気か事故だと思ってた…

家族に見送られるそういう最期
じゃなかったのかよ
あの家で幸せに暮らして
たんじゃないのか・・・!?

アパートに戻り、ドアの前で立ち止まる雪音…

雪音怖い──────
そうだ昨日ここに着いた時
そうだった…

とても怖くて開けたくなか
った…だって開けたら・・・

ドアが開き、雪音に声をかける父様…



父様「莠?
・・・どうした 大丈夫か?」

雪音「・・・・・・」

父様「なにか思い出したのか?」

雪音「もっ もういい・・・!」

思い出したくない!

再びアパートから駆け出す雪音の描写...

父様「真実から逃げたか・・・
かわいそうな莠...
帰りたかった場所も待っている
家族もはじめからなかったな…

だからこそ飢えている・・・

オレがそれを与えてやろう…
おまえの帰る場所はオレの許
(ここ)だけだ───────」


一緒にこんな世界ぶっ壊してやろう


君が願うものを──────

次号に続きます!!

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感想


■野良・父様…

野良「あんたは雪音が土砂崩れ
遭って死んだなら許せる…?
タケミカヅチの雷なら・・・?
毘沙門のひと薙ぎだったら……?

人間が、海や山といった抗いようのない自然の力に、人の姿をした神様を見ながらも、神の荒事を災害として許せる事ができるのだろうか、読みながら考えて、言葉を失ってしまった(>_<)

太古から続く人々の信仰が、幾重にも織り重なって紡がれて、名のある神様達は力をつけてきましたが、崇める存在に命を奪われても、憎むどころか、鎮める為に供物を捧げ、時に人柱を立てたりと、命を差し出す事も厭わないのが人間という生き物で…

風穴に詢麻を投げ落としたヴィーナの神器達を思い出しちゃったな…(単行本6巻)。

天に大切な人(??)を殺された父様は、神を生み出す人間も、ひとの顔をした神達も、全てが災いだと思ってるのですね。

作中、父様が螭器で、顔を隠した神様を背後から叩き殺してる描写が衝撃的でした。

"背後から狙う"という父様のブレないスタイルは、神の顔がひとの姿をしているからなのだろうか…

■雪音君…

雪音君の住んでいたお家はアパートで、お母さんは、酒飲みの暴力夫に耐えかねて、お姉ちゃんを連れて、お家を出て行っちゃったのですね。

雪音君、どうしてお父さんの所に残っちゃったの…( ノД`)??

ここに残ると自分で選んだのショボーン??

父様は、雪音君を神器にする事は成功しましたが、会いたかった家族が理想の中に消えてしまった今、これ以上、自分の過去について、もう思い出したくない…と逃げ出した雪音君に対して、これからどう接して行くのだろうか…

父様と、神器の雪音君の相性はどうなのか、気になるところではありますが、夜ト以上に雪音君が、天網を割く威力を父様の手で放ってしまったらと考えると、手遅れになる前に、どうか夜トともう一度会って話をしてほしいデス…(༎ຶ⌑༎ຶ)

ラストで、雪音君に近付く人物は誰なのか、気になる事沢山だった今号ですが、次号まで楽しみに待ちたいと思いますッッ(๑•ㅂ•)b


そしたらまた(*ˊᗜˋ*)/ᵗᑋᵃᐢᵏ ᵞᵒᵘ*∅・*:。✡*:゚


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